茶つみの里のよみもの
2026.03.03

杜仲茶の効果的な飲み方|毎日続けるだけで内臓脂肪と血圧に変化が起きる理由

杜仲茶の効果的な飲み方とは?

「最近、お腹まわりが気になってきた」「健診で血圧の数値を指摘された」「カフェインを控えたいけど、水ばかりでは飽きてしまう」——そんな思いから杜仲茶に行き着いた方は、きっと少なくないと思います。

でも、せっかく杜仲茶を手に入れたのに「どう飲めばいいの?」「いつ飲めばいいの?」「どのくらい続ければいいの?」と、肝心なところが曖昧なまま、なんとなく飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

私は、創業約80年の老舗茶屋「茶つみの里」を運営しております、中根と申します。緑茶をはじめ、さまざまな健康茶を扱ってきた立場から、杜仲茶については長年にわたってお客様と向き合い、現場で数え切れないほどのご質問をいただいてきました。

杜仲茶は、飲み方一つで体への働きかけが大きく変わる、少し「奥のある」お茶です。「ただ飲む」から「正しく飲む」に変えるだけで、体が応えてくれる可能性がぐっと高まります。

私たちは、目先の流行よりもお客様の10年後、20年後の健康と安心を大切にしています。だからこそ、この記事では売り込みではなく、杜仲茶と上手につきあうための「知っておいてほしいこと」を、できる限り誠実にお伝えしたいと思います。


この記事でわかること

  • 杜仲茶の効果を引き出す「煮出し」の具体的な手順
  • お湯出し・水出しとの違いと、それぞれの使い分け方
  • 飲むタイミングと1日に飲む目安の量
  • 体の変化を感じるまでにかかる期間の目安
  • 妊娠中や腎機能が気になる方が知っておくべき注意点
  • 杜仲茶を「続けやすくする」習慣のつくり方


杜仲茶の効果的な飲み方を理解するための基礎知識

杜仲茶とはどんなお茶か

杜仲(とちゅう)とは、中国を原産とする落葉高木で、その樹皮は古来より漢方の世界で「副作用がなく、長く飲み続けることで生命を養う薬草」として大切にされてきた植物です。

現代の研究によって、樹皮だけでなく「葉」にも豊富な有用成分が含まれていることがわかり、今日では葉を使った「杜仲茶」として広く親しまれています。

杜仲茶の最大の特徴は、一般的な緑茶や紅茶には含まれていない「イリドイド配糖体」という成分が含まれていることです。聞き慣れない言葉ですが、簡単に言えば「代謝や血圧の調整に関係する、杜仲ならではの成分」です。また、カリウムやマグネシウム、亜鉛、鉄、カルシウムといったミネラルもバランスよく含まれており、日常的な水分補給をしながら不足しがちな栄養素を補えるという実用的な一面も持っています。

杜仲はもともと農薬をほとんど必要としない、生命力の強い植物です。秋口に堆肥を施す程度の管理で育つため、残留農薬のリスクが低い原材料としても評価されています。安心して毎日飲み続けることを前提とした健康茶として、非常にバランスのとれたお茶だと私は思っています。

飲み方によって成分の出方が変わる理由

「どう飲んでも同じでしょう?」と思われるかもしれませんが、実は杜仲茶はお茶の中でも、飲み方によって体への働きかけが変わりやすいお茶の一つです。

その理由は、杜仲の葉の構造にあります。杜仲の葉は細胞壁が比較的しっかりしているため、短時間お湯に浸しただけでは、代謝に関わる主要な成分が十分に溶け出してこない場合があります。緑茶のように「お湯を注いで1分待てば完成」というわけにはいかない、少し手間のかかるお茶なのです。

ただし、だからといって「手間がかかって面倒」と感じる必要はありません。コツを知れば日常の中に自然に取り入れられます。次のセクションで、3つの飲み方をそれぞれ丁寧にご説明します。


杜仲茶の3つの飲み方:煮出し・お湯出し・水出し

いちばん効果が出やすい「煮出し」のやり方

代謝の向上や内臓脂肪のケアを目的として杜仲茶を飲むなら、最も推奨されるのが「煮出し」です。成分の抽出率が最も高く、しっかりとした一杯をつくることができます。

手順はとてもシンプルです。まず1リットルの水を鍋に入れ、ティーバッグを2袋(合計で茶葉6グラム程度)入れます。火にかけて沸騰したら弱火にし、そのまま5〜10分ほど静かに煮出してください。煮出し終わったらティーバッグを取り出し、粗熱をとってから冷蔵庫に保存しておくと、1日を通して飲み続けることができます。

「1日6グラムの茶葉を煮出して飲み続ける」というシンプルな習慣が、日本杜仲研究会の試験でも基礎代謝の向上や内臓脂肪の変化を確認する際の基準として用いられており、臨床的にも支持されている飲み方です。

煮出しすぎてしまうと香りが飛びやすいため、10分を超えないようにするのがポイントです。杜仲茶は独特の香ばしさがありますが、良質なものはほうじ茶に近い穏やかな風味で、くせが少なく飲みやすいです。はじめて飲まれる方にも、意外とすっと馴染みやすいお茶です。

手軽に続けられる「お湯出し」のやり方

「毎朝鍋を使う余裕はない」「職場でも飲みたい」という方には、お湯出しがおすすめです。

耐熱のポットやマグカップにティーバッグを1〜2袋入れ、熱湯を注いで蓋をし、10分以上そのまま置いておくだけです。緑茶よりも長めに蒸らすことで、成分がしっかりと溶け出してきます。煮出しには及ばないものの、日常的に無理なく継続するという意味では、お湯出しの手軽さには代えがたい魅力があります。

継続することが何より大切なお茶ですから、「完璧な飲み方を週3日」より「気軽な飲み方を毎日」のほうが、体への積み重ねという意味では理にかなっていると私は思っています。オフィスのデスクにティーバッグを常備しておくだけで、水分補給を杜仲茶に置き換えることができます。

夏場に重宝する「水出し」のやり方

暑い季節には、水出しもおすすめです。冷水が入ったボトルにティーバッグを2袋ほど入れ、冷蔵庫で8時間以上置いておくだけで完成です。

水出しの最大の魅力は、渋みや苦みがほとんど出ず、すっきりとした飲みやすい味わいになることです。杜仲茶特有のクセが少し苦手という方でも、水出しにすることで飲みやすさが大きく変わります。抽出に時間はかかりますが、前の晩に仕込んでおけば翌朝には準備完了です。

ただし、水出しは煮出しやお湯出しに比べると成分の溶け出し方が穏やかです。代謝や血圧ケアを目的として飲むというより、「日常的な水分補給のお茶として無理なく続ける」という位置づけで活用するのがよいと思います。夏の暑い時期でも杜仲茶を飲み続けるための方法として、上手に使ってみてください。


杜仲茶はいつ飲むのが正解?タイミング別の考え方

朝・昼・夜、それぞれの飲み方の特徴

杜仲茶はノンカフェインですから、朝でも夜でも時間を気にせず飲むことができます。これは、緑茶やコーヒーにはない大きな利点です。

朝に飲むと、体内の代謝をゆっくりと目覚めさせる助けになります。一日のはじまりに温かい杜仲茶を一杯飲む習慣は、それだけで日常にリズムをつくるよい起点になります。朝食と一緒に飲むことで、その日の食事による脂質の代謝をサポートすることも期待できます。

昼間は、食事中や食後に飲むのが自然です。脂質を含む食事のあとに飲む習慣をつけると、体がすっきりしやすくなります。また、午後の眠気が気になる時間帯でも、カフェインの心配なく飲めるのは日常使いとして非常に便利です。

夕方以降は、杜仲茶のリラックス効果が体の緊張をほぐすのに役立ちます。仕事終わりの一杯として、体と気持ちをゆっくり落ち着かせる時間をつくるのにも向いています。

運動と組み合わせる場合の飲み方

「ウォーキングや軽い運動もしたい」という方には、杜仲茶と運動の組み合わせが特におすすめです。

杜仲茶に含まれる成分には、体の代謝スイッチを入れるような働きがあると考えられており、運動の前後に飲むことで、その相乗効果が期待できるとされています。運動の30分ほど前に一杯飲んでおくと、体が動きやすくなるような実感を持たれる方も多いです。

ちなみに、研究データによれば1日6グラムの杜仲茶を毎日続けることは、エネルギー消費の観点から「1日1時間のウォーキング」に匹敵するとも試算されています。これはあくまでエネルギー代謝の観点での比較ですが、運動が難しい状況にある方にとって、杜仲茶を毎日飲み続けることの積み重ねの意味を考えるうえで、一つの目安になる数字だと思っています。

就寝前に飲んでも大丈夫か

「夜飲むと眠れなくなるのでは?」と心配される方も多いのですが、杜仲茶はカフェインを含まないため、就寝前に飲んでも睡眠を妨げません。むしろ、杜仲茶に含まれる成分が副交感神経に穏やかに働きかけ、体の緊張をほぐす方向に作用するとも言われています。

夜、温かい杜仲茶をゆっくり飲みながらその日を振り返る時間は、体にも心にも心地よい習慣になると思います。一日の疲れを整えながら眠りにつく——そんな静かなひとときのお供として、杜仲茶はとてもよく馴染みます。


1日どのくらい飲めばいい?量と期間の目安

1日の推奨量と継続期間の考え方

杜仲茶の効果を体感するためには、どのくらいの量をどのくらいの期間続ければよいのでしょうか。

学術的なデータに基づいた目安としては、茶葉6グラム(ティーバッグ2袋分)を1リットルの水で煮出したものを、1日かけて飲み切ることが基準とされています。2ヶ月間継続した臨床試験では、内臓脂肪の断面積が平均で約35センチ平方メートル減少、体重も平均2.4キログラムの減少が確認されています。

ただし、これはあくまで研究上の数値であり、個人差があります。体質や生活習慣によって体の反応は異なりますから、「必ずこうなる」とお伝えすることはできません。それでも、「毎日続ける」「少なくとも2ヶ月は続ける」という姿勢が、体の変化を感じるための大前提であることは確かです。

何かを習慣化するには、最低でも2ヶ月という時間が必要です。杜仲茶も、1週間や2週間で結果を求めるよりも、「この2ヶ月、続けてみよう」と決めてしまうほうがずっとうまくいきます。続けることそのものが、この茶の本来の価値です。

飲みすぎた場合の体の反応

杜仲茶は基本的に安全性の高いお茶ですが、はじめて飲む方や、一度に濃いものを大量に飲んだ場合には、お腹が少し緩くなったり、胃に軽い違和感を覚える方もいます。

これは、杜仲茶の成分が胆汁の分泌を増やしたり、利尿を促したりすることで、体が一時的に反応していることが多いです。深刻なことではありませんが、そういった変化が気になる方は、最初は薄めに淹れたものを少量から試し、少しずつ体を慣らしていくことをおすすめします。

「体に良いから」と焦って大量に飲もうとするより、無理なく続けられる量を毎日飲むほうが、長い目で見てずっと意味があります。


こんな方は注意が必要です——安全な飲み方のポイント

腎機能が気になる方へ

杜仲茶にはカリウムが豊富に含まれています。腎臓の機能が正常な方にとっては、血圧を整えたりむくみを解消したりするうえで有益に働くミネラルですが、腎機能が低下している方の場合は注意が必要です。

腎臓の働きが落ちると、カリウムをうまく排泄できなくなることがあります。体内にカリウムが過剰に蓄積すると、不整脈などのリスクにつながる可能性があるため、腎臓に疾患がある方や利尿剤を服用中の方は、杜仲茶を飲む前に必ずかかりつけの医師にご相談ください。

「健康茶だから何でも飲んで大丈夫」と思わず、ご自身の体の状態に合わせて判断することが大切です。ご心配な方は、遠慮なく専門家にご相談いただくことをおすすめします。

妊娠中・授乳中の方へ

杜仲茶はノンカフェインであることから、妊娠中や授乳中の方にもよく選ばれるお茶の一つです。中国では古くから、杜仲は「安胎」——つまり妊娠中の体を安定させるために用いてきた歴史があります。

ただし、妊娠中や授乳中はホルモンのバランスが変わりやすく、体が普段とは異なる状態にあります。「飲んで大丈夫ですか?」とよくご質問をいただきますが、私の立場からは「ノンカフェインであり、一般的には問題ないとされていますが、過剰な多飲は避け、心配な方は産婦人科の先生にご確認ください」とお伝えするのが誠実な答えです。

一杯をゆっくり楽しむ分には多くの方が問題なく飲まれていますが、ご自身の体調と相談しながら取り入れてください。

胃腸が弱い方へ

胃腸の調子が気になりやすい方、刺激に敏感な方は、はじめのうちは薄め・少量からスタートすることをおすすめします。

具体的には、通常の2袋で1リットルのところを、1袋で1リットルに薄めるところから始め、1〜2週間かけて体を慣らしていくのがよいと思います。体に無理なく馴染ませていくことが、長く続けるための一番の近道です。

「薄くても意味があるの?」と思われるかもしれませんが、薄くても毎日続ける習慣が体に定着してから少しずつ濃くしていくほうが、体への負担なく、長期的に飲み続けることができます。続けることのほうが、濃さよりずっと大切だと思っています。


杜仲茶を「続けやすく」するちょっとしたコツ

まとめて煮出して冷蔵保存する

杜仲茶を毎日続けるためのいちばんのコツは、「その都度つくらなくていい仕組み」をつくることです。

朝の数分を使って、1リットル分を煮出してまとめて冷蔵庫に入れておきましょう。冷蔵庫での保存によって、風味も品質も保たれます。夜つくっておいて翌日飲む、という流れをルーティンにしてしまうのも、長続きの秘訣です。衛生面の観点から、できる限り1日以内に飲み切るようにしてください。

マイボトルに入れて持ち歩く習慣をつけると、外出先でも自然に飲み続けることができます。「お茶としてのおいしさ」を感じながら飲めるのが、杜仲茶の継続しやすさの一つの理由だと、お客様からもよく聞かせていただきます。麦茶を常備しているような感覚で、夏は特に活躍してくれます。

一口ずつを大切に、毎日の水分補給を杜仲茶に置き換えていく——そんなシンプルな習慣の積み重ねが、体への変化につながっていきます。

他のお茶との違いを知ることで選びやすくなる

「ルイボスティーやプーアル茶でもいいのでは?」という声もよく聞きます。それぞれに良さがありますので、違いを整理しておきます。

お茶の種類主な働きかけカフェイン特徴
杜仲茶代謝向上・血圧ケアなし体についた脂肪を燃やす働きかけ
ルイボスティー抗酸化・リラックスなし南アフリカ産。美容や気分転換に
プーアル茶脂肪の吸収を穏やかにするあり食事中に飲むことが多い
ほうじ茶リラックス・食中の飲料少量あり香ばしく、食事と合わせやすい
麦茶水分補給全般なし夏の定番。ミネラル補給に

特筆したいのは、他の多くのお茶が「脂肪をつきにくくする(吸収を抑える)」方向に働くのに対し、杜仲茶は「すでについてしまった脂肪を代謝する」方向に働きかけるという点です。これは杜仲茶だけが持つ独自の特徴であり、日常的な体のケアとして選ばれる理由の一つになっています。

「どれか一つを選ぶ」というより、目的に応じて複数のお茶を使い分けるのも賢い方法です。ただ、代謝や血圧が気になるのであれば、杜仲茶を日常の軸に置くことを私はおすすめしています。


まとめ

杜仲茶の効果を引き出すうえで最も大切なことは、「飲み方にひと手間かけること」と「毎日続けること」の2点です。

代謝向上や血圧ケアを目的とするなら、1リットルの水にティーバッグ2袋を入れて5〜10分煮出す「煮出し」が最も効果的な飲み方です。毎朝まとめてつくって冷蔵保存しておけば、日中いつでも手軽に飲めます。時間のない日や外出先では、お湯出しで10分以上蒸らすだけでも十分です。

ノンカフェインであることから、朝でも夜でも、運動の前後でも飲めます。就寝前のリラックスにも向いています。「いつ飲もうか」と考える必要がないほど自由なお茶です。

ただし、腎臓に疾患がある方や利尿剤を服用中の方は、豊富なカリウムについてかかりつけ医にご相談ください。はじめて飲む方や胃腸の調子が気になる方は、薄めから少量ずつ試すことをおすすめします。

体の変化を感じるためには、少なくとも2ヶ月の継続が目安です。焦らず、急がず、毎日の暮らしの中にそっと取り入れてください。

どんな健康法も、続けることがいちばんの近道です。杜仲茶という一杯が、あなたの毎日に静かに寄り添い続けてくれることを願っています。

毎日の暮らしに、寄り添うお茶。


「毎日続けるものだからこそ、安心して飲めるものを選びたい。」 そんな想いに寄り添えるお茶を、私たちは目指しています。

もし、この記事を読んで「安心して飲み続けられるお茶を探したい」と 感じていただけた方は、ぜひ一度私たちのお茶をご覧いただければ幸いです。

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