茶つみの里のよみもの
2026.02.27

カフェインが気になる夜に。ルイボスティーを寝る前に飲む人が増えている理由

「夜にお茶を飲みたいけれど、カフェインが気になって…」

そう思って、夕食後のお茶を我慢している方は、実はかなり多いのではないでしょうか。緑茶は好きだけれど夜は避けている、かといって水だけでは味気ない。そんなちょっとしたジレンマ、わかります。

「ルイボスティーは寝る前に飲んでいいの?」と検索してこの記事にたどり着いた方は、おそらく「夜でも安心して飲めるものが欲しい」という気持ちがあるのだと思います。

私たちは創業約80年、日本茶や健康茶を扱い続けてきたお茶専門店です。ルイボスティーとも長い付き合いで、産地のことから日本に届くまでの品質管理まで、できる限り自分たちで確かめることを大切にしてきました。

今日の記事では、難しい成分の話は最小限に抑えながら、「結局、寝る前に飲んでいいの?」という疑問にまっすぐお答えしていきます。


この記事でわかること

  • 寝る前にルイボスティーを飲んでいいかどうか、結論から
  • カフェインが入っていないことで何が変わるのか
  • 夜の一杯として、緑茶・紅茶・麦茶と何が違うのか
  • 飲む時間帯と、おすすめの淹れ方
  • 体への気になる影響と、注意しておきたいケース
  • 冷え性が気になる方へのアレンジ

目次


ルイボスティーってどんなお茶?

南アフリカにしかない、ちょっと珍しいお茶

ルイボスティーの原料は、南アフリカの限られた山岳地帯にしか育たない植物です。世界でその一帯だけでしか商業栽培ができないという、かなり特殊な素材で、夏は乾燥して強烈な日差しが降り注ぎ、冬に雨が降るという過酷な環境に適応して育っています。

この地域で育つルイボスは、農薬をほとんど必要としない作物として知られています。害虫が少なく、肥料の少ない土地でも根を張って育つ植物のため、栽培の過程での農薬使用が極めて限定的、あるいはまったく使用されない場合もあります。毎日飲み続けるものだからこそ、この点は私が安心してお勧めできる理由の一つでもあります。

名前の「ルイボス」はアフリカの言葉で「赤い茂み」という意味です。収穫後に発酵の工程を経ることで茶葉が赤褐色に変わり、あの独特の甘みと香りが生まれます。

普通の「お茶」とは別物

緑茶や紅茶は同じ「チャノキ」という植物が原料ですが、ルイボスはまったく別の植物です。マメ科の低木で、チャノキとは植物としての分類が根本から異なります。

これが大事な話で、チャノキにはカフェインという成分が含まれていますが、ルイボスという植物にはそもそもカフェインが存在しません。「カフェインを取り除いた」のではなく、最初からないのです。この違いは、夜に飲むお茶を選ぶうえで、非常に重要なポイントになります。


寝る前に飲んでいい?結論から言います

カフェインがないということの安心感

結論からお伝えすると、ルイボスティーは寝る前に飲んでいただけるお茶です。

夜に眠れなくなる理由の一つに、カフェインの影響があります。コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは、飲んでから体の中で分解されるまでに数時間かかります。「昼に飲んだコーヒーが夜まで影響している」というのは、決して大げさな話ではありません。

ルイボスティーにはカフェインがないため、就寝直前に飲んでも眠りを妨げません。これはシンプルですが、夜のお茶を選ぶうえで一番大切なことだと思っています。

夜に飲むと体に何が起きるのか

ルイボスティーにはマグネシウムやカルシウムといったミネラルが含まれています。難しい話は抜きにして言うと、これらは「体をゆるめる」のを助けるミネラルです。

日中に緊張やストレスを感じていると、夜になっても体や気持ちがなかなかほぐれないことがあります。マグネシウムは、そういう張り詰めた状態を和らげる方向にはたらく成分として知られています。

また、温かい飲み物を飲むこと自体にも、体をリラックスさせる効果があります。就寝1時間前に温かいものを飲むと、体の表面が一時的に温まり、その後に体温がゆっくりと下がる過程で眠気が出やすくなる、という体の仕組みとも自然に合っています。

ルイボスティーは甘みがあってほっとする飲み物なので、「この一杯を飲んだら今日は終わり」という気持ちの区切りにも向いています。

気持ちが落ち着く感覚、その理由

ルイボスにはアスパラチンとノトファジンという、この植物にしかない成分が含まれています。聞き慣れない名前なので詳しい説明は省きますが、これらはストレスを感じたときに出るホルモンのバランスを整える方向にはたらく可能性があるとされています。

「ルイボスティーを飲むと少し落ち着く気がする」という感想をよく耳にしますが、それはお茶の温度だけでなく、こうした成分の影響もあるかもしれません。

南アフリカの大学の研究でも、ルイボスティーがストレスや不安の感覚を和らげることが示唆されています。研究の言葉を借りなくても、夜の静かな時間に温かいルイボスティーを一杯飲む、という行為そのものが、一日の終わりの儀式として体と気持ちを整えてくれる——そういう実感は、多くの方が自然に感じていることではないかと思います。


緑茶・紅茶・麦茶と何が違うのか

夜のお茶として並べてみると

「夜に飲んでいいお茶はどれ?」という観点で、よく飲まれるお茶を並べてみます。

お茶の種類カフェイン渋み成分(タンニン)夜の飲用への向き不向き
ルイボスティーなし非常に少ない向いている
緑茶あり多い夜は控えめに
紅茶あり多い夜は控えめに
麦茶なし少ない向いている

緑茶や紅茶は昼間に飲む分には健康効果も高く、優れたお茶です。ただ、就寝前という場面に限っていえば、カフェインの影響が気になります。私自身も夕食後以降は緑茶から別のものに切り替えるようにしています。

麦茶もノンカフェインで親しみやすいお茶です。夏の定番というイメージが強いですが、夜の飲み物として考えると十分な選択肢です。ルイボスティーと比べると含まれるミネラルの種類や量に違いがありますが、どちらが優れているというより、好みや季節感で選んでいただければ良いと思います。

食事中に飲んでも大丈夫?

緑茶や紅茶に多く含まれる渋み成分(タンニン)は、食事中に飲むと鉄分やカルシウムといったミネラルの吸収を妨げることがあります。食事から一生懸命ミネラルをとろうとしても、お茶がその邪魔をしてしまうことがあるわけです。

ルイボスティーはタンニンが非常に少ないため、この心配がほとんどありません。食事のそばに置いても飲みやすく、貧血が気になる方や、成長期のお子さん、妊娠中の方にとっても選びやすいお茶の一つです。


飲み方と取り入れ方

いつ飲むのがいい?

寝る前に飲むのであれば、就寝の1時間ほど前が目安です。あまりギリギリに飲むとトイレが気になる場合もあるので、少し余裕を持った時間が過ごしやすいと思います。

1日の量については、カップ2〜3杯(500ml〜1L程度)が一般的な目安です。たくさん飲めば良いというものではなく、毎日続けることのほうが大切です。

淹れ方の目安

ルイボスティーは、じっくり煮出すことでより豊かな風味と成分を引き出せます。10分ほど弱火で煮出す方法が理想的ですが、毎日続けるには手軽さも大切ですから、ティーバッグを熱湯に5分ほど浸す方法でも十分です。

水出しで楽しみたい方もいらっしゃると思います。日本向けに出荷されるルイボスティーは高圧蒸気での殺菌工程を経ているため、水出しでも安全に飲んでいただけます。ただ、夜にリラックスするための一杯という場面では、温かく淹れたほうが体も気持ちも落ち着きやすいと思います。

冷え性が気になる方へのアレンジ

ルイボスティーが体を温めるか冷やすかについては、専門家の間でも見方が分かれています。発酵して作られるお茶であることから体を温めるという考え方と、暑い地域で育つ植物であることから体を冷ます方向にあるという見方の、両方があります。

冷え性が気になる方には、ルイボスティーに生姜やシナモンを加えることをおすすめしています。薄切りの生姜を一緒に煮出すか、シナモンスティックを添えるだけで、体を温める力がしっかり加わります。甘みが欲しければ少量のはちみつを。夜の一杯として、ほっとする飲み物になりますよ。


気をつけておきたいこと

腎臓に持病がある方へ

ルイボスティーは一般的に安全な飲み物ですが、腎臓の病気をお持ちの方には確認していただきたいことがあります。

ルイボスティーにはカリウムというミネラルが含まれています。健康な体であれば問題なく処理できる量ですが、腎臓の機能が大きく低下している場合、このカリウムをうまく排出できなくなることがあります。透析を受けていらっしゃる方など、食事や飲み物に制限がある方は、事前に主治医にご相談いただくことをお勧めします。

低血圧気味の方、胃腸が弱い方へ

ルイボスには血圧を穏やかに下げる方向にはたらく成分が含まれています。もともと血圧が低めの方が大量に飲むと、だるさやふらつきを感じることがあるかもしれません。1日の目安量を守って、無理のない範囲で取り入れていただければと思います。

また、マグネシウムには腸のはたらきを促す作用があります。胃腸が敏感な方や、下痢になりやすい方が一度にたくさん飲むと、お腹がゆるくなる場合があります。はじめて飲む方は少量から試していただくと安心です。

妊娠中・授乳中の方について

ルイボスティーはカフェインがないため、妊娠中や授乳中の方から「何を飲めばいいですか」とご相談いただく場面で、よくお伝えするお茶の一つです。

ただ、妊娠中や授乳中は体の状態が人によって大きく異なります。気になることがあれば、かかりつけの医師や助産師にご相談いただくのが一番です。


まとめ

「寝る前にルイボスティーを飲んでいいの?」という疑問への答えは、はっきりしています。カフェインが入っていないので、就寝前の飲用に向いているお茶です。

それだけでなく、温かく飲むことで体がゆるんでいくような感覚、含まれるミネラルが神経の緊張をほぐす方向にはたらくこと、一日を終える儀式としての落ち着き——こうした要素が重なって、夜の一杯として多くの方に選ばれています。

一度に大きな変化を期待するよりも、毎晩の小さな習慣として続けていただくことが大切です。「今日も飲んだ」という積み重ねが、体と気持ちの基盤を少しずつ整えていく。そういう関係を、ルイボスティーとの間に築いていただけたらと思います。

毎日の暮らしに、寄り添うお茶。


「毎日続けるものだからこそ、安心して飲めるものを選びたい。」 そんな想いに寄り添えるお茶を、私たちは目指しています。

もし、この記事を読んで「安心して飲み続けられるお茶を探したい」と 感じていただけた方は、ぜひ一度私たちのお茶をご覧いただければ幸いです。

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