茶つみの里のよみもの
2022.09.21

自然薯の生育状況

竹藪から櫓を

春先に植えた種芋が夏にかけて大きく成長しました。この期間、蔓がどんどん成長するため近隣の竹藪から切った竹で櫓(やぐら)を組みました。
お手製の櫓なので安定性に少しばかり不安が残りますが上手に出来上がりました。
その後も自然薯はどんどん成長しています。

敷草による保湿

根元の部分には乾燥させたススキなどを敷き詰めます。この敷草には防湿、保温、雑草などの草対策に効果があります。

掛川周辺で行われている茶の栽培方法「茶草場農法」と同じです。茶草場農法はこの地域独自の栽培方法で、採草地で刈り取ったススキやササなどを有機肥料として茶園に投入する農法であり、このように敷草を行うことで農作物の生育を助けています。世界農業遺産にも認定された栽培方法です。

収穫は11月。

このような実は最終的には今度の種芋になります。この実は秋口に収穫し、春に植え、次の自然薯の種となります。

秋口から徐々に葉が赤く色づき始め、11月収穫となります。楽しみにお待ちいただければと思います。