茶つみの里のよみもの
2022.04.08

自然薯栽培はじめました。

地域伝統の自然薯を守りたい。

お茶処静岡。茶つみの里が拠点を置く静岡県掛川市は、全国でも有数の「深蒸し茶」の産地として知られていますが、その深蒸し製法の発祥の地とされるほどお茶の盛んな町です。
山の斜面は茶畑が埋め尽くされており、都会から訪れる方はあまり馴染みのない茶畑の風景を見てよく驚かれます。

そんな掛川市内にも、茶を栽培する地域がいくつか分けられますが、その中の地域の一つに”倉真”地区があります。

倉真地区は、倉真温泉や市内でも茶を栽培する地域として有名でありますが、倉真ではかつて自然薯の栽培も行われていました。

倉真の茶栽培を含む農業は、後継者不足による高齢化や離農者が年々多くなり、自然薯を栽培していた『倉真自然薯組合』も解散となってしまいました。

茶農家でもある松浦さんは、もう一度この伝統の倉真の自然薯を復活させたいと本年から自然薯の栽培に取り組むために立ち上がりました。

耕作放棄地や茶の残渣を利用した自然薯栽培

4年ほど前までは茶園であった耕作放棄地を利用し、自然薯の栽培を行います。
美味しい自然薯を栽培するうえで一番大切なのは『土づくり』。茶の残渣や竹藪のチップを堆肥化し、土壌をふかふかにして生育の推進、品質向上につなげていきます。

3月~4月にかけて種芋の植え付けなどが始まります。

今後は、当ブログで収穫までの出来事を記事にしていきますので、温かい目で見守っていただければ大変うれしく思います。
収穫した自然薯は、茶つみの里 楽天市場で販売予定ですので、楽しみにしていただければ幸です。